実務者研修

実務者研修とは?

実務者研修は、国家資格の介護福祉士を目指す人のために設けられた資格で、介護福祉士へのステップアップに必要な資格でもあります。

そもそも介護福祉士になるには3つのルートがあります。福祉系高校を卒業して国家試験に合格し取得するルート。養成施設(大学、短大、専門学校)を卒業して無試験で取得するルート。実務3年以上を経験して国家試験に合格し取得するルート。

実務経験ルート 実務3年以上 ⇒ 国家試験 ⇒ 介護福祉士
養成施設ルート 養成施設卒業 ⇒ 介護福祉士
福祉系高校ルート 福祉系高校卒業 ⇒ 国家試験 ⇒ 介護福祉士

しかし、平成29年1月に行われる介護福祉士国家試験以降は、実務3年以上のルートの場合でも実務者研修を取得しなければ、介護福祉士の受験資格が与えられなくなりました。また、養成施設ルートでも国家試験の合格が必須となりました。

平成29年1月の介護福祉士国家試験以降は、実務3年以上のルートの場合でも実務者研修を取得しなければ、介護福祉士の受験資格が与えられなくなりました。

このような資格取得方法の見直しにより、これまで以上に介護福祉士になるためのハードルが上がったということになります。

実務者研修は介護福祉士になるために必要な資格

実務者研修は、実務経験3年以上のルートで介護福祉士を目指す人にとっては必ず必要となりました。

実務者研修自体は介護関連の資格を持っていない人でも取得できますが、新設された介護職員初任者研修やホームヘルパー1~2級、介護職員基礎研修の資格を持っている人なら、受講する講習時間の緩和処置も設けられています。

また実務者研修は「資格」という扱いではなく、あくまで介護福祉士の試験を受講するために必要な実務研修という位置づけになりますので、介護の資格を持っていない人はまず介護職員初任者研修から取得する方が効率がいいでしょう。

保有資格 受講する講習時間
無資格者 450時間
介護職員初任者研修
ホームヘルパー2級
320時間(130時間免除)
ホームヘルパー1級 95時間(355時間免除)
介護職員基礎研修 50時間(400時間免除)

サービス提供責任者としてのキャリアアップ

訪問介護事業所では、利用する高齢者40名ごとに1人のサービス提供責任者(リーダー)を配置しなければいけないという決まりがあります。

サービス提供責任者には、廃止になった介護職員基礎研修や介護福祉士といった資格保守者が務めるのが一般的です。

ホームヘルパー2級や介護職員初任者研修の有資格者でもサービス提供責任者になれますが、その場合は訪問介護事業所への国からの助成金でもある介護報酬が10%減額になるため、事業責任者にとってはあまり好ましくありませんよね。

しかし、実務者研修を修了している職員をサービス提供責任者にした場合は、介護報酬の削減対象にはなりません。つまり、実務者研修はキャリアップにも役立ちます。

実務者研修は、介護福祉士へのステップアップだけの資格ではなく、こうしたキャリアアップにもつながる資格でもあります。

痰の吸引や経管栄養が可能になるので介護施設で即戦力に

痰の吸引や胃ろうといった経管栄養は、本来医師や看護師などの医療資格取得者にしかできなかった医療行為です。そのため、介護施設で働く介護士はその都度常駐している医師や看護師を呼び、処置してもらう必要がありました。

ですが改正により、実務者研修のカリキュラムで医療的ケアを学び、修了後に実地研修を修了することで介護士でも痰の吸引・経管栄養の対応が可能になりました。

痰の吸引や経管栄養が出来る介護士は、看護師の業務負担軽減にもつながるので、施設運営者にとっては是非とも採用したい人材ということになります。

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